STAGE /ARCHIVES
演劇 1985-2020
2003年パルコ・プロデュース公演 三谷幸喜作の傑作オリジナルミュージカル!2000年に初演。あいじまは再演から参加。
オケピ…
忘れられない作品です。
東京サンシャインボーイズ休団後久しぶりに参加した三谷作品でした。
『ミュージカルを愛するすべての人と、
そうでもないすべての人へ。
舞台は、ミュージカルを上演中のオーケストラ・ピット。登場人物は、そのミュージカルの裏方でもある指揮者と12人の演奏者。
ミュージカルの陰の主役であるオーケストラの人間模様を、開演前からカーテンコールに至るまで、同時進行リアルタイムで描き出す。全編に流れる音楽に乗せて進行する、指揮者と演奏者たちのオムニバスドラマ。』 チラシより
大変なお芝居でした。
休憩挟んで3時間半。もうちょい長かったかな?13人の出演者ほぼ出ずっぱり。公演回数79ステージ!
あいじまは2000年の初演を客として観ていました。その時に出演していた劇団の戦友宮地雅子が「しんどくて血尿が出た」と言ったことを覚えています。宮地はうちの劇団で鉄の女と呼ばれていたほどタフな役者でした。その宮地がそんなことを言うなんて…どんだけ大変なんだろう…そう思った作品にあいじまも参加できることになったのです!
本当に青山劇場で3時間半の出ずっぱりは想像以上に大変でした。舞台上で起きていること全てにアンテナを張って自分のセリフのタイミングを合わせていく。それが79ステージ!
ミュージカルの素敵な世界が演じられている青山劇場があいじまにはコロシアムのように感じました。
あいじまにとっては初ミュージカル。
自分の歌パートの高音が一音だけ出なくなってしまい、そのために喉の治療で週に一度耳鼻科でステロイドを注射してもらっていました。それが一番しんどかった。
戸田姉さんに声の出し方を教わったなぁ。
キラキラしている素敵な役者たちが集まっていてそれは本当に面白く楽しかったです。
今でも『オケピ!』面白かったですとお客さんに声をかけられたりします。あれだけ大変だったから面白いものができたんでしょうね。
それにしても戸田恵子姉さんも白井晃さんも本当にタフでした!いや、コヒさんもジェイも天海のゆりちゃんもみんなみんなタフでした!!ホントみんなリスペクトです!あいじま修行が足りないとつくづく感じました。
三谷はこれで岸田國士戯曲賞を受賞しました!
そして今や三谷と何本もタッグを組んでる作曲家荻野清子さんはオケピでピアノを弾いていました!
作演出・三谷幸喜
音楽・服部隆之
キャスト
白井晃
天海祐希
戸田恵子
川平滋英
小日向文世
寺脇康文
小林隆
相島一之
温水洋一
小橋賢児
瀬戸カトリーヌ
岡田誠
布施明
【公演期間】
東京公演
3/7〜4/20 パルコ劇場
名古屋
5/1〜9 愛知厚生年金会館
大阪
5/16〜30 フェスティバルホール